日々是精進(ヒビコレショウジン)
田端俊久代表が主催される賢人塾の"非公式"のブログです。施設紹介、催しの御案内などをお伝えしています。
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新しい建物の事とお願い
賢人塾にある各施設には、電気が全く引かれていない建物がいくつもあります。そして、今回究極の建物が作られようとしています。何が究極かというと、昔の日本の伝統建築の工法で釘を全く使わずに骨組みを組み上げていく建築様式なのです。日本の匠、日本の大工さんではないと出来ないような工法ということです。

この建物は電気・ガス・水道、何一つなくてもちゃんと料理を作って食べられる施設になります。内部にはかまどが三つ、五右衛門風呂が二つ、囲炉裏の間がひとつ、そして水場も作られるそうです。この建物の使い方としては二つの意味合いがあります。ひとつは有事の際でも生活することを可能にするための究極の建物、もうひとつは日々の修行道場としての意味合いです。

この建物は現代人に非常に足りない「加減」というものを学ぶために、時々使うのではなく修行を兼ねて毎日使われるそうです。例えば、まき割り、火のくべ方、お湯加減、料理のさじ加減、火加減、といった体験を通してあらゆることに対する「良い加減」を知る事を学び、そのような感覚を身につけていくのだそうです。

例えば、お風呂の湯加減をまきで調節する時に、まきを沢山入れてしまうと熱くなり過ぎてしまいますし、逆に少な過ぎてもぬるくなってしまいます。また、現代ではスイッチを入れれば勝手に電気炊飯器がご飯を美味しく炊いてくれますが、かまどでご飯を炊く場合は始めちょろちょろ中ぱっぱ…と昔から伝わるやり方を日々実践し続ける中で、毎日自分達の感性や技術を磨き、五感を全て活用して火の強さや炊く時間を自由に加減できるようになり、初めて美味しいご飯が炊けるようになるのだそうです。


このように、昔ながらの生活様式を踏襲することは自分達の感覚と能力で結果が大きく左右されます。昔の暮らしというのは手間もかかりますし、不便ではありますが、そういう日々の暮らしを送っていれば、自然と加減を身につけることが出来、他の部分にも応用できるようになるそうです。ですから、この施設は毎日使わないとその加減がなかなか身につかず、意味がないとのことです。


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土間の部分は下が土になっていますので、夏はとても涼しいそうです。建物が出来上がったらまた写真を掲載いたしますが、恐らく、特に夏はここにずっといたいという方が沢山出てこられるのではないでしょうか。実は最初の計画には、囲炉裏の間を作る計画はなかったそうです。大工さん達が現場で「ここは涼しかですよ~。」という話をされていて、「ここのかまどで炊いたご飯や味噌汁とかを、そのまま囲炉裏の所に持っていって、そこで食べるのが一番良いですね。」「それは美味しいでしょうね。」と、現場で代表が大工さんたちと盛り上がり、まだ何も出来てもいないのに、出来た後の使い方をリアルにイメージしていたそうです。そして、「じゃあ、そうしましょう。」ということで、その場で新たに囲炉裏を作ることをお決めになったそうです。最初の入り口の土間のところには大きな一枚の切り株でテーブルを作って、お風呂から上がってきたらそこに座って冷たいお茶でも飲みながら歓談できるようなスペースも作ろうと考えていらっしゃるそうです。

何故ここまで昔の建物のことに現代人の我々がワクワクしながら話をしているのでしょうか。棟梁は自分が弟子入りされた時にはこのような建物を建てたことはあったそうですが、自分が棟梁になられた後、今までこのような仕事が一切なく、自分が学んだことを後継者に教える機会がなかった、とおっしゃっていたそうです。今回はその機会を与えていただいたということで非常に感謝しております、と代表に棟梁がおっしゃっていたそうです。


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この建物を建ち上げる前に、10人の大工さんで切り込みに約一ヶ月かかったそうです。ここに建ち上げ時の写真がありますが、かかった日数は3日間です。初日の午後から建ち上げ始めて、三日目の午前中で終わっていますので、実質は2日間です。その途中途中に色々なドラマがあり、そして感動があったそうです。

今まで作業場にはご近所の方は話にいらっしゃったことはなかったそうですが、今回は切り込み作業の途中途中で、大きな木材をご覧になって「わー、これはどこに立てるんですか。」とか、「これは難しいでしょう。」「大変でしょう。」とか、「昔はこうでしたもんねー。」などと昔話に花が咲いたそうです。そしてそのように自分達の仕事を周りの方達が見て評価して下さった事も大きなやりがいとなったそうで、その点からも代表が棟梁からお礼を言われたそうです。

代表もこの建物が現実に建ちだしてから、気になってしょっちゅうカメラを持っていって、様子を伺っておられたそうです。作業中に大工さんたちが、ああだこうだと相談しながら試行錯誤する姿をご覧になったり、ここが大変だった、あそこは難しかもんなー、なかなかできんもんなー、と自慢げに終わった後の充実感に浸りながらお話をされている姿もご覧になったそうです。


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現在、京都の武徳殿もそうですが、昔から由緒のある伝統工法で建てられた建築物が、メンテナンスや維持費の問題で継続できずに取り壊されたりという問題に直面しているそうです。そして武道界ではこれをそのまま取り壊そうとする時代だそうです。

しかし、代表は今回この建物を作って下さった棟梁や他の大工さんたちの活き活きした顔やその仕事をする姿をご覧になって、逆に今のこの時代に昔の工法で武道場を復興させようという気持ちになられたそうです。現在賢人塾には武道場が三箇所ありますが、最後の武道場として剣術道場を最後に残った真ん中の敷地に作られることに決められたそうです。

「必ず作りますから、材料集めに入っておいてください。予算だの何だのは最初からあってないようなもんだから、とにかく現代の日本の大工さんでどこまでの昔の武道場ができるかチャレンジしましょう。」と代表はおっしゃったそうです。

「そういう感動を与えてくれる家が日本の昔の家なんだよ。こんなに近所の人から施主から、設計から施工からみんながウキウキワクワクしながら建築話をするというのはないですよ、今のこの世の中では。やっぱり昔の人たちの、この先人の知恵と技術に感動しているわけです。」「釘を使わないでもこれを組み上げたらビクともせんですけんねー、筋かいを入れなくても全然動きませんから。昔の人はすごかですよ。自分達は教わったことをまねして作っただけ。これを最初に考えた人はすごいですよね。」というような話で、設計、建築、施主の3人で盛り上がったそうです。

この建物ができあがったら、今度は剣術道場を作られる予定だそうですが、参考までに時代劇の剣客商売や鬼平犯科帳などをご覧になってみてください。その中に出てくる武道場よりももうちょっとグレードの高いものを考えていらっしゃるそうです。剣客商売の剣術道場と京都の武徳殿の中間ぐらいと思って下さい、と代表がおっしゃってました。


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寄宿舎に沿って灯篭が並びました。そしてその奥にも新たな施設を建設中で、9月一杯までにできあがる予定だそうです。先程ご紹介した五右衛門風呂も9月一杯で出来上がる予定だそうで、それが終わると、10月からは庭造りが始まり、作業に今年一杯かかるということです。ちなみに寄宿舎とその奥の建物は黒を基調として、戦国時代の建物のイメージで作られているそうです。



ブログの更新が全然なかったり、開塾やホームページ公開が延期されたことで、代表の体調を心配して下さった方々が賢人塾に電話をして下さったそうですが、心配はしないで下さいとのことです。順調に回復には向かっているのですが、一時期お客様がひっきりなしにいらっしゃったせいで、ちょっと無理がたたって風邪をこじらせて二週間ぐらい寝込んでしまっただけだそうです。そして、完全な状態に持っていくために念には念をということで、今は療養をさせて欲しいとのことです。ですので、できればしばらくはそっとしておいていただきたいとの事です。

また、代表が亡くなられたのではないか、と心配された方もいらっしゃったそうなのですが、もしもの時は責任を持ってこちらのブログに報告するように、代表から笑いながら「その時は山岸君、頼むよ。」と申しつかっておりますので、どうか心配なさらずに、しばらくはそっとしておいていただければと思います。

くれぐれも、アポなしでの見学やご訪問といったことだけはご遠慮下さるようにお願いいたします。全て完成しましたら、いくらでもオープンにします、と代表もおっしゃっておりましたので、しばらくはこのブログの写真と状況報告で我慢していただければと思います。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。
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【2009/04/11 11:08】 | #[ 編集]
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プロフィール

山岸孝広

名前:山岸孝広
2005年11月に友人の縁で熊本の阿蘇にある賢人塾にやって来ました。当時アトピーが薬でも抑えきれないほど悪化していたのですが、田端俊久代表の勧めで穀菜食(マクロビオティック)と温泉で治療することになり、こちらにお世話になることになりました。現在では全く薬を使わずに生活できるようになりました。ちなみに現在は賢人塾を一旦卒業し、白川水源の開運館で仕事をしております。(2008年11月に太宰府へ移転しました)

そして、最初はその治療目的だったのが、田端代表の掲げる理念に共鳴し、2006年末までは賢人塾内で勉強や、給仕、食事、草取り、掃除、お客様の対応等のお手伝いをさせて頂いておりました。最近特に外部の方からの沢山のお問い合わせや見学の申し出があり、毎日その対応に追われているところです。

本来なら公式のHPを作成し情報を公開するべきところではありますが、田端代表のお話では3年後に開塾の予定ということで、開塾前に作成してしまうと開塾していると誤解されてしまい、今以上に大勢の方々が来塾されてもその対応ができないとのことで、開塾にあわせてHPを公開する方針のようです。

しかしながら、沢山の方々が賢人塾の情報を探して検索をして下さっているというのを私の友人達から聞き、その方々に少しでもお役に立てるように賢人塾のことを私流でご紹介したいと思い、非公式ではありますが、私がこのブログを開設することにいたしました。

今後、仕事の合間を縫って建築中の建物の様子や勉強会、見学会の告知、日々の勉強の様子をこのブログでなるべくみなさまにご紹介できるように努力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

※このブログ上での表現は田端代表から普段の生活の中で御教授いただいた内容を自分なりの理解の上で表現しているものです。ですので、その理解が本当に正しいかどうかは断言できません。どうぞ御了承ください。もし、気になる部分があれば、真意については機会があれば田端代表に直接お聞きいただければと思います。

※現在賢人塾の入口に門を建設しており、外部から入れない状態になりますので見学希望のお問い合わせ等ある場合はこのページの左上にあります、お問い合わせメールフォームからご連絡ください。

※コメント、トラックバック歓迎です。ただし承認制となっておりますので御了承下さい。

2006年11月(2009年9月更新)

※田端俊久代表についての詳しい説明はこちらへ

※mixiに参加しております。
リンクの申請はご自由にどうぞ!
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